前回の記事では、マンション売却に向けて5社に査定を依頼し、最終的にA社へお願いするまでを書きました。
→マンション売却で5社に査定依頼した体験談|一番高い会社を選ばなくても大満足だった理由
一番高い査定額ではなかったA社を選んだ理由は、
「この担当者さんなら、売れるまで相談しながら進められそう。不安なことも全部話せそう」
と思ったから。
今回は、その続きです。
わが家はマンションから中古戸建への住み替えだったため、新居の購入とマンション売却を並行して進めました。
A社に売却をお願いしてから、3日後には売り出し開始を知らせる速報チラシが配られ、1週間ほどでネットへの掲載もスタート。
購入希望者が決まるまでにかかった期間は約3か月半、内覧は14組でした。
子ども3人と暮らしながら内覧を受け続け、途中では「もう賃貸に出した方がいい?」と考えたことも。
それでも最終的には、売り出し価格を下げずに売却することができました。
人気エリアならすぐ売れる?わが家はそうでもなかった
売り出す前、駅前の人気マンションに住んでいる知人から、マンション売却の話を聞いたことがありました。
土日の2日間だけで1日10組ずつ内覧が入り、分刻みで予定を組んだそう。
「このエリア、そんなに人気なんだ!まだまだ心配だけど、わが家も案外すぐ売れちゃったりして」
と思っていました。
ところが、いざわが家が売り出してみると……
問い合わせ殺到!とはならない(笑)。
内覧後も、
- 別のマンションを選んだ方
- 同じマンションの別の部屋を選んだ方
- 融資を受けられず、マンション購入自体を断念した方
- その後、返信がなくなってしまった方
など、辞退理由はさまざま。
最終的に購入者が決まるまで、約3か月半かかりました。
一般的に長いか短いかは分かりませんが、「2日で20組」という話を聞いていた私には、思っていたより長かったというのが正直な感想です。
3児家庭で内覧14組。一番大変だったのは毎回の片付け(笑)
平日・休日を問わず、希望があればなるべく予定を調整しました。
夫は上の子たちを外へ連れ出し、私は末っ子をおんぶしながら対応。(たまに役割交換。)
二人で協力しながら、見学に来てくださる方がゆっくり見られる環境になるよう心がけていました。
そして予定が入るたびに、水回りを整えて、カーテンを開けて、部屋を片付ける。
子ども3人と普通に生活している家を、何度も「人に見せられる状態」に整えます。
何が一番大変だった?と聞かれたら、
毎回、部屋をきれいにすること(笑)。
これに尽きます。
10組を超えても決まらないころには、
「もう売るのをやめて、賃貸に出した方がいいのかな?」
と考えたこともありました。
内覧を重ねるほど感じた、担当者さんの頼もしさ
内覧には、A社の担当者さんが毎回立ち会ってくれました。
購入希望者さんから質問され、私が正直に答えたあと、
「今の答え、ちょっとマイナスに思われそうだな……」
と感じることもありました。
そんなとき担当者さんは、事実をごまかすのではなく、別の面から見た良さを自然に伝えてくれました。
無理やり良く見せている感じではなく、横で聞いている私自身が、
「あぁ、確かにそういう見方もできるのか」
と納得するような説明でした。
また、売却活動が長くなっても対応は変わりません。
連絡が徐々に減るようなこともなく、売却が決まり、契約を結ぶまでずっと丁寧に向き合ってくれました。
「この人たち食いつきいい!」と思っても、全然分からない
内覧中、
「この人たち、食いつきいい!細かいことめっちゃ聞いてくれるじゃん!」
と思う方もいました。
「これは決まるんじゃない?」
と高まる期待……♡
決まりません(笑)。
反対に、最終的に購入してくださったのは、そこまで強い反応があるようには見えなかった方でした。
内覧中の反応だけでは、本当に分からないものです。
値下げせず待てたのは、新居の住宅ローンも関係していました
ここで少し、新居購入の話をします。
わが家は中古戸建への住み替えと、マンション売却を並行して進めていました。
住宅ローンの仮審査を進める中で知ったのが、金融機関によっては、
「マンションの売買契約を結んでいること」
が、新居への融資条件になるということ。
最終的にわが家は、マンション売却を融資条件としていない金融機関を選んだため、なかなか売れなくても「早く売らないと新居の融資が受けられない」という状況ではありませんでした。
値下げするか迷うこともありましたが、担当者さんと相談しながら、焦って価格を下げずに待つことができました。
周りの売り出し状況やタイミングが違えば、値下げを選んでいたかもしれません。
わが家の場合は、売却を急がなくていい住宅ローンを選んでいたことも、価格を下げずに待てた理由のひとつでした。
住み替えでは、住宅ローンをどこで借りるかによって、今の家の売却の進め方まで変わることがある。
これは実際に住み替えてみて感じたことのひとつです。
約3か月半後、担当者さんの一言で話が動いた
ついに購入希望のお話がありました。
ただ、最初に提示されたのは売り出し価格より低い金額。
その翌週には、別の方の再内覧が入っていました。
私たちは担当者さんに、
「その金額なら、翌週の再内覧を待ってから判断したい」
と伝えました。
すると、
「つまり、満額なら次の内覧を待たずに決められるということですよね?」
と言われました。
……確かに、そのとおりだ。
そこで、「満額に変更してもらえるなら即決できる」という条件で購入希望者さんに伝えてもらうと、満額での購入を了承してくださいました。
私たちは「この金額なら次の人を待ちたい」と言っただけ。
それを担当者さんが、「満額なら今すぐ決められる」という交渉材料に変えてくれたんです。
今振り返っても、最後に一気に話が進んだのは、担当者さんの交渉の仕方が大きかったと思っています。
「やったー!ついに売れた!!」
こうして、わが家の約3か月半の売却活動が終わりました。
売れてうれしい。でも、ちょっと寂しい
購入希望者が決まったときは、本当にホッとしました。
でも同時に、
「とうとう、この家を手放すことが決まったんだ」
という寂しさもありました。
約7年間、家族で暮らしたマンション。
売れてほしいと思っていたのに、いざ決まると寂しい。
なんとも不思議な気持ちでした。
その後、新居への引っ越しや必要な手続きを済ませ、2023年3月にマンションを引き渡しました。
これで、わが家のマンション売却は完了です。
査定額だけでは分からなかった「担当者選び」の大切さ
A社は、一番高い査定額を提示した会社ではありませんでした。
それでも約3か月半の売却活動を終えて、この担当者さんにお願いしてよかったと思っています。
もしまた不動産を売ることがあれば、物件も条件も違うので、また複数社を比較すると思います。
でもそのときも、査定額だけではなく、
「売れるまで、この人と一緒に進めていけそうか」
は大事にしたいです。
わが家が5社に査定を依頼し、A社を選ぶまでの話はこちらにまとめています。
